鉄分サプリの副作用を総まとめ!ヘム鉄の方が副作用が少ないの?

鉄分サプリの副作用を総まとめ!ヘム鉄の方が副作用が少ないの?

世の中の多くの女性を悩ませる鉄分不足ですが、鉄分は吸収が悪い成分なのでその不足分を食事だけで補うのは正直とても難しいんです。

その解消のために鉄分サプリの購入を検討している方も多くいらっしゃるかと思いますが、気になるのが「副作用の有無」です。

鉄分サプリメントは健康補助食品の一種で、同じく鉄分不足を解消する為に医療用に用いられ医薬品「鉄剤」とは異なります。医師の処方がなくてもドラッグストアや通販などで手軽に購入することができるため、仕事や日々の忙しさでなかなか病院に行けない人、食生活が不規則になりがちな人などが鉄分補給するにはとても助かるアイテムです。
鉄分不足による貧血や身体の不調の、改善や予防に効果的です。

今回は鉄分サプリを飲むことで副作用としてどのような症状が起こりうるのか、その原因などの情報をご紹介します。鉄分不足に悩んでいらっしゃる方の少しでも助けになれば幸いです。

鉄分サプリの副作用ってどんな症状が起こる?

鉄分サプリを飲み始めたことによって、挙げられる症状として
・下痢
・便秘
・吐き気
・嘔吐
などの胃腸系の障害がありますが、これらは鉄分が胃腸を刺激することによって起こります。

実はこれらの症状に関しては鉄分サプリによる副作用というよりは鉄分の過剰摂取による症状のケースが多いです。(詳しくは鉄分の過剰摂取についてを御覧ください)

鉄分サプリにはそのパッケージには、一日の必要量が必ず記載されています。それをしっかり守っていれば実は副作用は起こりにくいのですが

・貧血を早く治したい!
・自分は鉄分がすごく足りないからまとめてたくさん補給したい!

といった思いから必要量以上の量を飲んでしまう人が中にはいます。

鉄分は一回に吸収できる量に限りがあり、残念ながらまとめて大量に摂取したからといってそれを貯めておくことができません。
一日の鉄分の必要量平均は10rとされていますが、年齢や、妊娠の有無、性別でその必要量は異なります。1日の摂取上限は40rとされておりその量を超えると、過剰摂取状態となり副作用が心配される状況に陥るので注意が必要です。

鉄分はタンパク質と結合して体内に貯蓄されますが、過剰摂取するとタンパク質の供給が追い付かなくなります。余った鉄分は血液中に溢れ出て、胃腸や脳・心臓などに集まります。その後に、一酸化水素という活性酸素の一種と結合し、各臓器に悪影響を及ぼします。一酸化水素は体を錆びつかせる老化させる活性酸素の中でも最も凶悪と言われるヒドロキシラジカルへと変化します。ヒドキシラジカルは酸化力が非常に高く、最悪の場合DNAを破壊し癌に発展する危険も秘めています。

長期化すると、そのことが原因となって血管がもろくなって切れやすくなってしまいます。鉄の釘が錆びて表面が茶色くなった状態を想像してみてください。その状態が続くと劣化した釘は折れやすくなります。身体の血管も同じような状態になりかねないということですからそんな状態は避けなくてはなりません。

その他おこりうる副作用としては、過剰に摂取した鉄分が身体の各所に蓄積されることによって発生する皮膚の色素沈着があります。
糖尿病・肝硬変等がリスクも高まる危険性もあります。

また、過剰摂取によって体内に蓄積された鉄分によってヘモクロマトーシスという鉄代謝異常の病気になり、体重減少・倦怠感・性機能低下・甲状腺・副甲状腺機能の低下などの症状が起こり最悪の場合死に至るケースもあります。

副作用が起きづらいのはヘム鉄使用の鉄分サプリ!

鉄分には大きく分けて肉や魚など物性食品に多く含まれる「ヘム鉄」と大豆や野菜等の植物性食品に多く含まれる「非ヘム鉄」の2種類があります。鉄分サプリを選ぶ際には、副作用が起こりにくいという点からできればヘム鉄が主成分のサプリメントを選ぶことをおすすめします。

ヘム鉄は鉄ポリフィリン複合体と呼ばれる特殊な構造体に包まれているため、食物繊維・タンニンなどによる吸収障害を受けづらく非ヘム鉄に比べて吸収がよいという特徴があります。
またヘム鉄には摂取した時にヘムオキシゲナーゼという酵素が生成されて、必要以上に摂取された不要な鉄分を排出してくれる効果もあります。継続摂取しても過剰摂取になりにくく、胃腸へのダメージが少ない成分だと言われています。

一方、非ヘム鉄はむき出しの状態で存在するため大量に吸収すると胃や腸の壁、粘膜を荒らしてしまうおそれがあります。

普段私たちが食べている食事は、ヘム鉄よりも非ヘム鉄の割合が圧倒的に多く摂取した成分が吸収されにくい状態にあります。
鉄分サプリを選ぶ際には効率よく成分が吸収でき、副作用が起こりにくいヘム鉄が主成分のものを選ぶのがおすすめです。

鉄分サプリの副作用のリスクを防ぐには?

鉄分サプリは効率よく食事で不足しがちな鉄分を補うことができ、つらい貧血症状の改善のための強力な味方になってくれる健康補助食品です。長く継続的に使用するために以下のポイントを守って副作用のリスクを下げるようにしましょう!
『鉄分サプリの副作用リスクを下げるポイント!』

パッケージ記載の用法・用量を厳守し、必要量以上を飲むことは避ける(過剰摂取による胃腸障害を防ぐため)


主成分がヘム鉄のものを選ぶようにする(吸収がよく、副作用が少ないとされているため)

鉄分の一日に摂取上限量は40rですが、吸収力が低い普段の食生活だけで上限量まで摂取してしまう心配はありません。

しかし、吸収力の高い鉄分サプリの場合は、用法を容量を守らずに過剰摂取してしまった場合上限値を超え副作用が現れるケースがあります。その結果、消化不良で胸焼けが起きたり胃酸過多になったりと副作用のリスクを引き上げる要因にもなってしまいます。

鉄分は足りなくても多すぎても体調に不調を感じてしまう扱いの難しい栄養素です。安心して貧血症状の改善を行うためにも、鉄分サプリは薬ではなく食品だから多少多くても大丈夫だろうなどと安易に考えず必ず使用方法は守るようにしましょう。

添加物や保存料・香料などが含まれていないことも副作用や健康被害のリスクを避けるためにとても大切なポイントです。

鉄分サプリの中には、飲みやすさを向上させるために形状を加工したり、鉄分サプリ独特の匂いを抑えるために様々な添加物が加えられている製品も多数存在します。

食品に使われる化学添加物の中には、発がん性があったり、アレルギーをひきおこしたりといった新たな副作用のリスクを生むものもあります。

健康増進の目的で飲んでいる鉄分サプリの添加物でそれ以外の不調が生じるのでは本末転倒です。できるだけ自然由来の安全な天然成分が原材料の、信頼できるメーカーのものを選びましょう。海外製のものは鉄の含有量が国内基準より多いものも多数存在しますので注意が必要です。

成分に自信があるメーカーはそのことをきちんと記載しています。表記があいまいなメーカーや商品は安全性の面で疑問がありますから注意してください。

妊娠中の女性の鉄分サプリの摂取は注意が必要!

副作用が心配される例外があります。それは妊娠中の女性が鉄分サプリを使用する場合です。

ヘム鉄が多く含まれる食品として代表的なレバーは鉄分を補う目的としては非常に心強い味方となってくれますがビタミンAを多く含んでいるリスクも持っています。
ビタミンAを妊娠初期に過剰に摂取すると胎児が奇形になったり、神経障害を起こしてしまうリスクが高まってしまうため妊娠中はその摂取量に気をつけなくてはなりません。鉄分サプリを選ぶ場合も成分中にビタミンAが含まれていないか確認してから使用するように注意してください。

また妊婦さんが鉄分サプリを使用する場合同時に葉酸を補うことができる商品をおすすめします。

葉酸には奇形を防ぎ胎児の正常な発達には欠くことのできない成分で、赤血球を作る助けにもなってくれる妊婦さんにとって必要不可欠な成分です。