鉄分サプリと葉酸サプリの違いとは?どっちを飲めばいいの?

人、特に女性はとかく貧血に悩まされがちです。毎月の月経、また妊娠や出産など、特有の体内リズムによって男性より引き起こされやすくなります。

ふらふらする、体がだるい…これは貧血だ、なんとかしたい!でも食事で解消するのは難しい…そんな現代人にとって心強い効率的な栄養補給の味方がサプリメントです。しかし、貧血防止のためにサプリメントを活用しようと思っていざ調べてみたところ、「鉄分サプリ」と「葉酸サプリ」2種類のサプリメントが出てきます。さらにどちらも役立つという情報にたどり着きます。

鉄分サプリと葉酸サプリ、同じものなのか、それとも全く違うものなのか、購入する前に、ちょっとだけ覗いてみましょう!

鉄分の役割と葉酸の役割の違いに注目!

まずは鉄分と葉酸の栄養素としての役割の違いを紐解いてみましょう。

鉄分はいわゆる「赤血球の素」です。血液は体の中を循環し、体の隅々に酸素を送ってくれますが、その役割を一手に引き受けてくれているのが赤血球であり、その中にあるヘモグロビンです。しかしヘモグロビンだけでは酸素を運ぶことはできません。鉄分と結びつくことによって初めて赤血球として酸素を運ぶ機能が活きてきます。そのため、正しい働きの赤血球を作るためには鉄分が欠かせないということになります。ヘモグロビンが赤血球の素の1つであり、鉄分はその2つめと考えると分かりやすいかと思います。

 一方、葉酸の働きは様々な食べ物を分解する働きが主ですが、それ以外にも大きな役割を持っています。

それはほかの栄養素とタッグを組み、血液を作るというもの。

主にビタミンB12とのタッグが血液生産のための最強コンビです。また、細胞分裂といった代謝や発育を促す働きもありますので、赤血球を正常な状態に保ってくれます。赤血球を上手に流すレーンである血液を生み出し、また赤血球を上手に磨いてレーンにあったサイズに整えてくれるのが葉酸の役割です。

◆鉄分サプリと葉酸サプリは併用しても大丈夫なの?◆
鉄分と葉酸は両方とも血液を作るのに欠くことができない成分ですが、気になるのが飲み合わせはどうなのか?という点です。
結論からお伝えすると併用しても問題はなく、むしろ併用した方がよいといえます。なぜなら葉酸には鉄分が効率よく吸収されるのをサポートする相乗効果があるからです。実際に人気の高い鉄分サプリの中にも、葉酸が配合されている商品が多数存在するので上手に活用するのがおすすめです。

一般的には、貧血の原因として女性に一番多いのは鉄分不足による貧血とされています。毎月の生理による出血や、妊娠・出産など血液が奪われる機会が男性よりも多いからです。ですから、貧血を疑う場合、貧血を予防したい場合にはまずは鉄分サプリを取り入れてみてください。できれば吸収を高めてくれる葉酸も配合されたものが理想です。

貧血が疑われるとき、それが鉄分・葉酸どちらが不足していることが原因なのかは自己判断することはできず病院で血液検査をする必要があります。貧血症状がひどく日常生活に支障が出る場合には早急に受診して適切な治療を受けてください。


頭の働きを活性化するには鉄分サプリがおすすめ!

鉄分と葉酸、それぞれの働きの違いが見えてきたところで、改めてご自分の貧血と思われる症状をチェックしてみましょう。といっても、動悸やめまいといったイメージ的に貧血と思われる状態ではなく、それ以外の症状も気にかけてみてください。
記憶力や瞬発力、持続力、集中力や注意力の低下・イライラ・憂鬱…このような症状が見受けられる方は、鉄分不足を疑ってみましょう。

先ほど挙げた症状の共通点は「脳の酸素不足」が原因だという点です。

鉄分が不足することによってヘモグロビンが活かされず、本来なら酸素を運ぶために動くはずの赤血球が働けなくなっているため脳に十分な酸素が届けられていない状態です。このような状態が続くと、鉄欠乏性貧血という鉄分不足が原因の貧血状態に陥り、めまいや、立ちくらみ、頭痛、息切れ、動悸等の体調不良に陥ります。

上記の症状から鉄分不足を疑うことは少ないですが、頭の働きが悪いなと感じたらまず早めに鉄分サプリで体内に鉄分を補給することが貧血予防や改善につながります。
実際に、鉄分不足によって集中力が失われ成績が落ちていた人が、鉄分不足を解消したところ学習効率がよくなり成績が上がったといううれしいケースもあります。


代謝の低下による症状がでている場合は葉酸サプリ

葉酸不足も酸素不足を引き起こすとされています。しかし鉄分のそれとは違い、葉酸不足は体内、特に細胞の代謝を低下させてしまうため、赤血球が巨大化してしまい血流が滞る原因を引き起こしてしまいます。葉酸の働きとして赤血球の形成をサポートするという大きなものがありますが、巨大化した異常な赤血球は酸素の運搬がスムーズにはできません。そのため体内が酸欠状態となり、巨赤芽急性貧血と呼ばれる葉酸不足が要因の貧血状態に陥ります。

めまい・立ちくらみ・頭痛といった症状が見受けられますが、鉄分不足を思わせる症状でもあるので見極めは難しいです。食欲不振や口内炎、下痢といった代謝の低下によると思われる症状が併せて出ている場合は葉酸不足ですので、葉酸を積極的に補うようにしましょう。葉酸が多く含まれている食材であるほうれん草やアスパラ、ブロッコリー等の緑黄色野菜や、大豆、納豆・枝豆などの豆類、いちご等を意識してとるのがおすすめです。ただし、葉酸は水溶性ビタミンのため熱に弱く、水に流されやすいという性質があり調理をする段階で有効成分が失われがちです。そのため食事からだけでは不足分を補えないことも多いです。
そんな時は手軽に効率よく不足分を補える葉酸サプリの力を借りましょう。


鉄分も葉酸も不足したからと言って、すぐに深刻な症状が現れるわけではないのでなかなか日常では足りないということに気づきにくいものです。先に述べた貧血の症状にしても、仕事や生活の忙しさなどが原因かな?と考えるのがどうしても先になってしまいます。そうこうしているうちに症状が悪化し、心臓や脳に負担がかかってしまって大事になりかねないのも事実です。悪化してから慌てて不足分を補おうとしても症状の回復には時間を要します。

疲れたときこそ日々の食事を見直してみて、まずは食材から栄養素を摂取するように心がけてみるのが理想です。ただし、現実は忙しいと外食が増えたり、コンビニ弁当で食事をすませたり、食事を抜いたりなど食生活が不規則になってしまいがちです。そんな時は不足しがちな鉄分と葉酸を、サプリメントを活用して無理なく継続して補うのが貧血予防の近道です。
自分の体の声に耳を傾け、どんな状態なのかを見極め鉄分サプリか葉酸サプリかを決め、体の中からいたわってあげることが大切です。